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私のバイブルとも言うべき一冊。
季節の変わり目になると開いて、今の旬はどんなものなのかな?と
お貞さんに聞きます。
一食一食を大事に、丁寧にしていたんだなぁ、というのが
この献立日記からしみじみ感じ取れます。
ひと手間かけておいしくなったら、こんな幸せなことはないって
思うことがあります。
食べるのが好きだからなんでしょうね。
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推理小説で有名な宮部さんだが、時代小説もとてもおもしろい。
これは本所深川を舞台にした江戸の捕物人情小説、といったところ。
どこがオイシイのかというと、主人公の岡っ引き「茂七」が通う屋台。
話は6話ほどあるが、毎回屋台ではおいしそうなものが出される。
その説明を読んでいると、そりゃぁうまそうだ・・と江戸にトリップしたく
なる。たとえば、1話目にでてくるかぶら汁
「〜ここの蕪汁は、小さい蕪を丸ごと使っていた。蕪の葉を少し散らして
あるだけで、他には具が入っていない。味噌は味も濃い色も濃い赤だしで
〜中略〜淡白な蕪の味に、それがよく合っていた 」
ひとつ読み終わるごとに、おなかが空きそうな本。
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晩ご飯に比べると、朝ご飯というのはかなり個人差があるように思う。
自分のうちの朝ご飯は教えたくないけど、人のは知りたい、と
いうような感情もあったり。
この本ではさまざまな家庭や旅館の朝ご飯を紹介している。
地方や人種によって、こんなに色んな種類の朝ご飯があって、そして
みんなそれをとても大切にしてるのだ、とかんじて面白かった。
明日はおいしい朝ご飯を作ろう。と思う1冊。
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イラストレーターの杉浦さやかさんが友人のひろみちゃんとでかけた
ベトナムでの買い付け&休暇の旅の紀行エッセイ。
イラストたっぷりでかわいくて楽しい。
もちろん、ベトナムのおいしいものが満載!
写真もたくさんだし、「ベトナム料理入門 」なんてコーナーもイラスト入りで
あって。あぁ・・ベトナムで食べたい・・・と思っちゃう1冊
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2人の女性の友情をとりまくちょっと変わったオハナシ。
主人公のひとり、果歩が作る晩ご飯やお弁当。
自分のためでも誰かのためでも、それはとても淡々と綴られていて
うすらさむく、おいしそうで家庭的な献立。
それを表情かえることなく食べる果歩(と私は感じる)
一般的には、哀しい人と思われるであろう女の人だけれど
時々憧れないこともない。こういう人。
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